マイホーム購入で夫婦の意見が対立したときの対処法とポイント

マイホームの購入は一生のお買い物です。
いずれは子どもが受け継ぐ家にもなります。
これから一生の住まいとなる家だからこそ、納得したうえでマイホームを購入したいですよね。
もし、夫婦で意見が対立してしまったとき、どうすれば良いのでしょうか。
そこで、夫婦で意見が対立したときの対処法やマイホームを購入する際のポイント、事前に知るべき確認事項について説明します。

目次

  1. 夫婦で意見が対立したときの対処法
  2. 夫婦ともに納得できるマイホームのポイント
  3. 事前に知るべき確認事項
  4. まとめ

1.夫婦で意見が対立したときの対処法

とある不動産の調査によると、マイホーム購入時に意見が対立する夫婦はおよそ60%にもなりました。
対立したままでは夫婦関係にも支障をきたしてしまうでしょう。
そこで、夫婦で意見が対立したときの対処法をいくつか紹介します。

1‐1.マイホームの購入時は「予算」が問題に

ほかの家庭でもマイホーム購入時に意見が対立しています。
夫婦によって対立する内容はさまざまでしょう。
主に、マイホームの購入時で多いトラブルが「予算」です。
マイホームにかかる予算は住宅の種類によって異なります。
注文住宅の場合は、土地代+建設費用など予算を高めに設定しておかなければなりません。
マイホームを購入する際、どのくらいお金が必要になるのか、見積もりを甘く見ていないかどうか確認しましょう。
もし、相手が予算について重要視していない場合は直接数値を見せると納得してくれます。
たとえば、「予算表」を作成する、ファイナンシャルプランナーに診断してもらうなどの方法です。
予算はマイホーム購入時においてとても大切なポイントになります。
しっかり夫婦で話し合ってくださいね。

1‐2.デザイン設計段階では「妥協」が大切

「注文住宅」は自分たちの理想に合った家が建築できます。
最初からデザインを設計するため、夫婦での意見も対立しやすいのです。
お互い譲ることのできない場所やポイントがあるでしょう。
デザイン設計段階で意見が対立したとき、「妥協」が最も大きなポイントになります。自分の意見をすべて妥協するわけではありません。
“絶対に妥協したくない条件”をお互いに決めてください。
たとえば、妻の場合「キッチン」を重要視する人が多いです。夫は駐車場や仕事場、寝室などさまざまでしょう。
お互いに条件を出すことで家庭における“最優先条件”も明確にできますよ。

1‐3.好みが異なる「家財選び」

土地や家のデザインが決まったら、次は「家財選び」です。
リビング・子ども部屋・寝室・仕事部屋などそれぞれ場所によって「家財」は異なるでしょう。
また、夫婦によっては家財に対する“好み”や“こだわり”も変わります。
マイホームを建てる際、家財選びで意見が対立する夫婦も多いのです。
意見が対立した場合は、“こだわり”を押しつけてはいけません。
デザイン設計段階と同じく、「妥協」が大切なポイントになります。
よって、場所によってどちらの意見を優先するのか決めてください。夫のほうが仕事場を使うのであれば、夫の意見を尊重しましょう。
また、部屋のイメージや予算もあらかじめ決めておくとスムーズな家財選びができます。

2.夫婦ともに納得できるマイホームのポイント

2‐1.とことん夫婦で話し合う

夫婦で意見が対立した場合、とことん話し合いをしてください。
マイホームを購入する際、さまざまな点において意見がばらばらになってしまいます。「妥協」することは大切ですが、妥協しすぎてしまうと後悔することになるでしょう。「やっぱり○○しておけば良かった」「自分の意見を貫いておけば良かった」と納得できないまま生活するのは嫌ですよね。
マイホームの意見を言うとき、相手の話をきちんと聞いてみましょう。
相手が何を望んでいるのかしっかり聞いたうえで、自分の意見を伝えてください。
最初から否定してしまえばケンカになってしまいます。
意見をきちんと受け入れてくれたという安心感を与えることで、相手もあなたの意見を素直に聞いてくれるでしょう。
マイホームの購入を検討している夫婦は、話し合うための時間を確保してくださいね。

2‐2.“目に見える形”で提案する

マイホームを購入する際のポイントは“目に見える形”で提案することです。
いくら口で伝えても実際に自分の目で確認しなければ納得できませんよね。
たとえば、デザイン提案段階ではそれぞれ理想のデザインを考える、実際のモデルハウスを見学するなどやり方はさまざまです。
また、予算での意見が食い違ったときは「予算表」を作成して相手に見せる方法も良いでしょう。
相手に納得してほしいときは“目に見える形”にすることが大切ですよ。

3.事前に知るべき確認事項

3‐1.マイホーム購入の大まかな流れを把握する

一生ものの大切な買い物になる「マイホーム」は、購入前にきちんと流れを把握しておかなければなりません。
特に、注文住宅は最初からデザインを考えるので時間がかかります。
十分に時間を確保して夫婦で話し合いましょう。
そして、納得いくマイホームにするため大まかな流れを把握してください。
注文住宅は土地探しから始まります。
自分たちにぴったりな土地を探していくつか候補を見つけてください。
土地の購入と同時に、建設業者と打ち合わせをすすめていきましょう。
建設業者との打ち合わせ前に、ある程度デザインを決めておくと良いですよ。
日当たりや方角を考えつつも夫婦でデザインを決めてくださいね。
打ち合わせを何回か重ねてから工事に入ります。

3‐2.「業者選び」は大切なポイント

事前に把握しておきたいのはマイホームのデザインだけではありません。
マイホームを建設する「業者選び」も大切になります。
始めからデザインを決める注文住宅においては、業者との打ち合わせも多くなるでしょう。
よって、自分たちにとって信用できる業者を選んでください。
建設業者の中には不正を働く悪徳業者も存在しています。
依頼主の意見をしっかり取り入れつつも、一緒により良いマイホームにするため尽力してくれるところを選びましょう。
優良業者は今までの実績から納得できるマイホームにするためのアドバイスをくれるものです。
依頼主が納得できるようなこだわりの材料や一流のものを提供しています。
一流のものを使用しつつも、コストダウンの努力を大切にしているのです。
信頼関係を大切にしている業者ほど信用できるでしょう。
また、デザインに悩んでいるときは業者が手がけた家を見学してください。
業者に依頼すれば実際に建てた家を見せてくれますよ。具体的なデザインを決めるためにも見学は大切です。

4.まとめ

夫婦で意見が対立したときの対処法や夫婦ともに納得できるマイホームのポイント、事前に知るべき確認事項について説明しました。いかがでしたでしょうか。
自分の意見を譲りたくないという気持ちはわかりますが、妥協も大切なポイントです。妥協しつつも「絶対に譲ることができない条件」を明確にしてください。
意見が対立していてもポイントを把握することが大切です。
夫婦関係が崩れることなくマイホーム購入ができるでしょう。

  • マイホームの購入時は「予算」がポイント
  • デザイン設計段階では「妥協」が大切
  • 好みが異なる「家財選び」
  • とことん夫婦で話し合う
  • “目に見える形”で提案する
  • マイホーム購入の大まかな流れを把握する
  • 信頼関係を築きあげる業者を選ぶ

以上は大切な項目になります。
夫婦ともに納得できるマイホームを目指してくださいね。

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